お客様体験談

2009年4月 

ご参加頂きました高橋様は感想欄にもご協力頂きましたが、別途、下記の体験談も綴って頂きました。

   2009年4月18日出発 高橋様より

渡航1ヶ月を切っていたにも関わらず、ネット検索でヒットした『イタリアエクスプレス』さんに 早速メールで日程や料金などを相談してみたら、丁寧で親切な担当者からすぐにお返事が!

以来、こちらのワガママな注文に懇切丁寧に何度も何度もご返信いただき、思い通りの新婚旅行となりました!


ローマでヴェネツィア行きに乗り換える時、飛行機が1時間も遅れた。
ゲートがいきなり変わることは多いらしく、ローマの空港内では大勢の人達がアッチへ走って行き、 コッチへ走って行くのを見た。

自分達もそのうちの2人だ。
大声で怒鳴りながら走って行く人も!
イタリアでは飛行機や列車が遅れたりゲートが変わるのはよくある話だ、とは聞いていたが… 初日にいきなりコレです か!(笑)


ヴェネツィアで待っててくれたのは笑顔の素敵な女性ガイドさんで、空港~ホテル間の送迎以外にガイドをお願いしていなかったにも関わら ず、滞在中に何度も連絡させて頂いては美味しいレストランをいくつか教えてくださったり、予約までしてくださったり、
それから現地到着後いきなり膀胱炎になってしまった私に薬の買い方まで教えてくださった。

イタリア語で「インフェツィオ~ネ アッラ ヴェシカ」。
これに「ペルファヴォ~レ!(お願いします)」をつけたダケで薬屋の店員さんはすぐに薬を出してくれた。
ありがたや!


私は声楽家なのでイタリア語は多少知ってはいるし、イタリアには過去2回来ているが、
新婚旅行で久々に訪れたイタリア現地にて新しく知った単語が
「膀胱炎の薬」であった。
色気なし!トホホ…。
この単語、一生忘れまい。

お客様撮影・ベネチアングラス
サンマルコ広場沿いをウロウロしながら見つけたガラス人形

ヴェネツィアングラスのアクセサリーも素敵だが、
ヴェネツィアの若手アーティストの作品だという、こういう物の方が味わい深い気がして、70ユーロもしたが思い切って買ってしまった。

お客様撮影・ベネチア・ケッテホテルにて
ホテルで水上タクシーを待つ私

ホテル・ケッテから空港ないし駅までは水上タクシーでの行き来
ホテルには水路から入るという面白い経験をした。
増水した時の水位の跡がホテル内の壁やドア(1階)に見られた。

車もバイクも自転車もない平和なヴェネツィアを後にし、フィレンツェへ。
車もバイクも、歩きタバコやポイ捨ても多くて空気が汚いフィレンツェ に、「昔来た時、こんなだったっけ?」と思ってしまった私であったが、ミケランジェロ広場やドゥオーモからの景色に期待しつつ、海外旅行初めての主人を伴って街を徘徊。
街全体が世界遺産とはいえ、車もバイクも人も多い!!

そして、人だかりのしていたジェラート屋の前に行ってみたら、売り子のオネーサンが我々に元気に
「これが美味しいわよ!あなたにはこれもいいかもね!」と勧めてきた。
ちょうどジェラートが食べたいと思っていたが、大きめのジェラートだったので1つだけ注文。
するとオネーチャンは「絶対美味しいからコッチの味も食べてみてよ!」
と笑顔で言う。

笑顔と押しに負けた我々は、1人1つずつ受け取る事に。
会計は店の奥へ、と言われ、奥のレジに行ってビックリ!
1つ9ユーロ = 2つで18ユーロだって!!
高っっっっっ!!!(汗)
これに懲りて、今後は店先にちゃんと値段を提示しているお店で買うようにしよう(ーー;

体験談の途中ですがコメントです。
残念ですが、イタリアでは観光客に対して、少しでも多くのお金を取ろうと、ぼったくりやごまかしがあるのが現状です…
被害に遭わないためには、仰る様に、料金の表示されているお店で購入するか、前もって幾らかを尋ねるなどの対策が必要ですね。
このような事件もありましたので、これからイタリア旅行へ行かれる方も参考にして下さい。
ローマで日本人観光客がレストラン詐欺に!

エコバスなるものが運行されていたが、我々は「折角だからゆっくり景色を見ながら歩こう!」
ということで、どこに行くにも徒歩にした。
ミケランジェロ広場までの山道も頑張って歩いたが、途中で夕立に遇い、大きな木の下で雨宿り。
小雨になってきたのでまた歩き、大降りになれば木の下へ…の繰り返し。
階段を上ってようやく広場に付くや、益々大降りになってしまい、やむまでの2時間半もの間、広場前のカフェでワインやらラザニアやらで腹ごなししながら休ませて頂いた。
雨がやむと一気に気温が下がって風も強くなり、寒かったにも関わらず、一望する世界遺産の街は美しかった。
汗と雨に濡れつつ頑張って歩いて来た甲斐があった!

フィレンツェを後にし、最後の訪問都市ローマへ。
遺跡だらけのこの街は、何やらヘンな変装をしてムリヤリ握手を求めてきて一緒に写真を撮るや、お金を請求してくるヤツや、
スペイン広場では「ナカタ~! My friend is ナゴヤ~!」などといってハイタッチをしようとし、そのスキにミサンガを我々の手首に巻き付けて高額を請求するといったタチの悪いヤツやらが多かった。
幸い、被害に遭う寸前で逃れたが、ヴェネツィアに比べると治安がよろしくなく、
「人を見たら悪人と思え!」状態。

ローマでの一番の思い出は、何といってもレストラン!!
3泊したうちの初日は、ヴェネツィアでお世話になったガイドさんのオススメで、ピッツェリア『レーモ』に行ってみた。
(テスタッチョ地区、ピラミデ駅 下車)

我々が席に通されるや、みるみるうちに混雑してきた!
飲んでいたのか 既に真っ赤な顔をした店長のオジサンは、お客の残したワインやビールのボトルを「もったいないな」みたいに宙にかざして顔をしかめ、グビグビ飲み干しては 空になった瓶を厨房へと運んで行った (笑)
オジサン、段々真っ赤な目が座って来て、スタッフに命令する声も大きくなって来た。
酔っぱらいながらも仕事をするという…(笑)

お客様撮影・REMOのピッツァ

ピザはパリパリしたクリスピータイプのもので、とっても美味しく、またデザートのプリンも美味しかった!

お客様撮影・REMOのプリン

フォークがプリンにズブッ!と刺さった状態で運ばれてきたのにはビックリ!
豪快だなぁ(笑)
スプーンではなくフォークが刺さっていたのは、酔っぱらった店長がスプーンとフォークを間違えたのか?(笑)

あとの2泊は、泊まったホテル・ジオベルティの近くの、リストランテ 『サンティ(Santi)』。
イタリアエクスプレスさんの「お客様の声」にここのレストランを挙げているかたがいらっしゃったが、 値段も格安でサービスもよく、何もかも美味しかった!
2夜連続食べに行ってしまった!

私が過去に訪れたイタリアの都市の中で、主人をはじめイタリア旅行が初めての人に一度は訪問を勧めたいのが ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマであった為、今回この3都市を新婚旅行に選んだんだが、
主人もフィレンツェ、ローマの空気の汚さに
「遺跡や世界遺産の街が見られてよかったけど、ヴェネツィア以外は一度行けばもういいよね。」と言っている。 ヴェネツィアは空気も食べ物も美味しいし、景色もいいし、何度行ってもまた行きたいと 2人して強く思う。

ヴェネツィア3泊、フィレンツェ2泊、ローマ3泊(うち1日はポンペイ遺跡へ)という今回の旅行は日程的にもちょうどよかった。
次回イタリアに行く時は、ヴェネツィアを再度必ず入れて、アマルフィや青の洞窟にも行ってみたいと思った。
その時にはまた是非、イタリアエクスプレスさんにお願いしたいと思います!

イタリアの便器

ところで大きな謎が1つ。それは便器だ。
この便器、どう使ったらいいのかわからずじまいだ。
ホテルの便器にはちゃんと便座があったが、綺麗なレストランにさえこのような便座無し便器があるところばかりであった。

昔、ヨーロッパに行くのにモスクワ空港で乗り継ぎせねばならなかった頃、 モスクワ空港でこのような便器(で、もっと大きいの)を見た。
座ればお尻がはまるに違いないし、かといって腰を浮かせて用を足すのもモモが辛い。
もしかしたら便器の縁に足で乗るのか? なんて悩みつつ、腰を浮かせたまま用を足したのを思い出した。
お尻の大きなガイジンサンは座ってもはまらないのかもしれない。

このイタリアの便器、座るには低すぎるし、腰を浮かすには 掴まるバーがなくて不安定な体勢になる。
仕方ないので腰を浮かせたまま右側の壁にだけ手をついて、左手は背中の方の壁に手をついて、無理矢理体を支えて用を足した。

私がかつて留学していたオーストリアやドイツでは見た記憶がない気がするんだが、 どうすんのよコレ???
スクワットしながら用を足すのだろうか???

「イタリアでは悪戯で便座を壊す人がいるから最初から便座を付けない事にしたらしい」
という説を耳にしたが、真意の程は明らかではない。

ヴェネツィアの、あるレストランで初めてこの便器を見た私は、困惑のあまり用も足さずに席に戻り、思わず主人に
「便器が変ですよっ!」
と告げ、主人を見に行かせてしまったほどであった。
笑いながら戻って来た主人も、「周りにはねるのがいやだ」との理由から、日頃便座に座って小用を足す人だ。
私と同じく困惑したらしい。

帰国してから、イタリア旅行経験者の友人に問うたが、みんなして
「私も謎のまま腰を浮かせて用を足した!」
と言うではないか。
中には、「トイレットペーパーを敷いて 座って用を足してみたが、お尻がはまって立ち上がれなくなった」
という友人までいた。

試しにネットで検索してみたら、
『イタリアの便器の謎について、誰か教えてください!』というブログ等を書いてる人が何人もいた。
しかしそれに対する書き込みは、『私も疑問なまま、中腰で用を足しました』
というもので、何の解答にもなっていなかった。

どなたかご存知のかた、是非この便器の謎について教えてください!


最後に、イタリアエクスプレスの手配担当の方とはお会いすることなくメール上で交渉し、楽しく旅行に行けてしまったわけであるが、
一度はお会いしたかったなぁと思った我々でした。


高橋美香

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